うまくいかないように感じる時。海や自然が教えてくれること。
葉山に引っ越してから
もうすぐ丸々7年が経ちます。
初めは夜の人の少なさや静けさに慣れずとても淋しくて
東京が恋しくて仕方なかったのです。
いつも何かのために準備をし続けているような
そんな時間を生きていたので
この町のゆったりとした時間の流れの中で
自然に身を委ね海を眺めたり風を感じたり
ただ、寛いだり
そういう“何もしない”ということが
どうしたらいいのか、どう振舞ったらいいのか分からず
居心地の悪さを感じてました。
動きのある中にいるのが好きで
行動してカタチにしていくこと、変容することを大切にしている中で
目に見えて動きがないことを扱うことが、とても苦手だったんだなぁと思います。
それでも
だんだんと自然の中で過ごす時間が私を変えていきました。
暖かい日差しの中でただただ幸せを味わうことや
裸足で砂浜を歩く心地よさや
落ちていく夕日を最後まで見守ること
そんな時間の中で自然からたくさんのことを感じて
委ねること
カタチにならない繊細さ
力を抜くこと
見守ること
待つこと
一見動きがないようなものの中にある大きな価値に改めて気付きました。
世界中、激動の一年だった今年。
世界的パンデミックの中
緊急事態宣言、自粛生活、休校…
私にとっても大きな変化を経験しました。
カタチ的には積み上げたものがなくなってしまって
それでも前に進もうとして思ったように進まないこともあったり。
きっと私だけではなく
多くの方が、このタイミングに限らずこういう経験をしているのではないかと思う。
目に見えて好転させていきたいことがなかなか進んで行かないように思えること
海を見ながら今思うのは
そんなときは力を抜いて流れに委ねること。
焦らず信頼して時間の流れに任せることの大切さのこと。
自然から沢山のことを教えられている。
冬の枯れ木は一見弱々しく見えたとしても
見えない場所でエネルギーを動かし
春という時をまって満開の桜を見せてくれるように
見えない場所でエネルギーは動いていること。
それがダルマであるならば
1番いいタイミングで実りが訪れ生かされる道を歩めることを信頼して
結果がすぐに出ないとしても
今という時間を
精一杯明るく誠実に尽くすことを大切にしていこうと思う。
いつの日か花が咲く日を信じて。
LIFE IS BEAUTIFUL
世界は光に満ちている